昔話•その5   2013/05/22



 

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農繁期に、小学生の頃は学校から帰ってくるとランドセルを玄関において、すぐ畑に行って手伝っていました。子どもは強力な戦力でした。

秋になると、父は茹でたトウモロコシを渡して、こずかい稼ぎに出してくれました。5人兄弟の上3人は、両親が持たせてくれたトウモロコシをもって、近くのハイキングコースにある山に登りました。東京から観光にくる人たちに売るためです。
山の上に着くと岩の上にトウモロコシを広げますが、人が来ても恥ずかしくて声をかけられません。それで、持ってきたトウモロコシを赤いほっぺたをした3人で食べていると、「君たち、美味しそうだねー!」といろんな人たちが声をかけてくれます。 • • 続き kosuda