昔話•その5続き   2013/05/22



 

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量の多いのに気付き、「もしかして売ってるの?」と言われ、うなずくと「こんな小さな子どもに売らせにくるなんて、なんてひどい親だ!」と言われます。私たちはそうじゃないと言おうとしますが言葉が上手く出てきません。同情した人たちが買ってくれて、食べると「甘ーい!」と驚き、それを見ていた人たちが買いに来て、リュックにいっぱいだったトウモロコシはあっと言う間に売れてしまいます。私たちはこのパターンで何度も売り切って、凱旋将軍のような顔をして家に帰ったものでした。両親は人との関係が少ない田舎で社会勉強をさせるため、祈って送り出してくれたようです。 写真は八ヶ岳と作付前の畑