自然災害から続けて守られたー感謝と祈りの力

大雪による停電

私は、ニューヨーク州の山麓にある小さな町に住んでいます。 2018年3月2日に強風を伴う大雪があり、お昼頃には停電になってしまいました。この地域では停電は重大な問題となるのです。なぜなら生活水は井戸水であり、電動式ポンプがストップしてしまい、断水状態になるため、水洗トイレも機能しなくなります。その上、暖房用ボイラーも停止し、暖房なしになってしまいます。極寒を過ぎたとはいえ、夜間の外気温はマイナスの日々が続いていました。停電が何日も続いて水道管やヒーターの管が破裂しては大変です。

ここに住み移ったころは、大家さんから冬に何日も停電して大変な冬があったと聞いていたので、冬には絶対停電にならないようにと熱心に祈っていたのに、近年は油断して祈らなかったことを神様に悔い改め、この停電が起こったことを感謝し、速やかに復旧作業がなされるように祈りました。 そして、プロパンガスが使用出来、調理ができ、少し暖房にもなることを感謝しました。

それから、今まで何度となく、自然災害が許された時、神様に祈り、感謝し、聖書からの言葉が与えられたことや、不思議な守りがあった事などを思い返しました。

知人のハリケーンからの不思議な守り

写真(2017年12月のフロリダ直撃のハリケーン時、通りが川のように氾濫)

その中の一つは、昨年アメリカに大型ハリケーンの上陸が許された時の出来事です。 家族の長年の知り合いがフロリダ州に住んでいます。その方が居る町が直撃されました。 予報ではフロリダ州の真ん中を北上するコースのハリケーンが上陸直前頃になって、さらに知人の住まいがある南西部へと変更になり驚きました 。数日前より、私と家族は真剣に祈っていました。命が守られるよう、家屋のために祈りました。 隣接州には確か「祈りの力」の映画を作られた教会もあるし、クリスチャンも多いのでクリスチャンの祈りを起こしてくださいと祈りました。そして、所属のニューヨーク教会にも祈りをお願いしました。

ハリケーンの上陸日は日曜であり、私はオンラインで教会の礼拝に参加できる恵みに預かっていました。 その日はこちら側のインターネットの接続が悪くて、なかなかメッセージが聞けなかったのですが、ほんの少しだけ聞こえてきた牧師の聖書からの言葉は、まさに神様からの語りかけでした。 それは、神様は「試練とともに脱出の道も備えてくださいます」(第一コリント10:13)という御言葉でした。私の心には平安が与えられ、知人は大丈夫だという思いが与えられました。

そして丁度その御言葉の通りになったのです。 知人の住居は海岸近くにあったにもかかわらず、浸水もなく守られました。 ただ数日間の停電は許されましたが、その間ファーストフードのお店が営業していて、不便さはあまり感じなかったそうです。 私は心から神様に感謝しました。 後で知ったのですが、同町在住者の方々の中には数週間も避難所で過ごした方もいたそうです。

停電を感謝したら

さて、3月2日の日に戻りますが、念のために備えていた水はその日のうちに使い切り、夜は雪を少し溶かして食器洗いを終えました。 停電を通して私と家族は自然災害に備えるためにより色々な準備をしておくことなどよい学びになりました。 物品も必要ですが、心の備えや祈りの大切さなどを改めて強く感じました。

その夜、とにかく早めに寝てしまおうとしたのですが、ああそうだ、もっとこの停電を神様に感謝しようと決心し、さらに感謝を捧げて、神様に全てを委ねようと思って祈っていたまさにその時、電気が回復したのです。 家族は早い復旧に信じられないと言っていました。 私は神様のあわれみ深い愛を感じました。 世界中で起きている自然災害と比較するならばとても小さいように思える出来事ですけれど、その中で神様はご愛と訓練を与えて下さっていると思いました。

その翌日、近所の郵便局やお店で出会った主婦の方々が、まだ電気が来てないと語っており、隣町の知り合いは、数日、停電していたと言っていました。 感謝の祈りを神様が聞いてくださったことであったと改めて感じました。

所属教会の牧師夫妻が日本に一時帰国中で心細くなったのですが、神様の深いあわれみにより守られました。 そして、神様は個人(私)の祈りを聞いて下さいますが、教会の恵みは本当に計り知れないということも学ぶことができました。 神様に心から感謝します。

(Bさん)