父の病
私は2010年2月に、神様が導いてくださって、結婚することができたのですが、その半年前に、父が胆管に石が詰まり、急激な痛みと黄疸が出て、病院に入り、すぐ、石を取り除く処置を受けました。 さらに、胆のうを摘出しなければならない状態で、別の病院に転院して手術ということになりました。
ストレスによる痴呆
父は80歳になっていて、初めての手術で、体にメスを入れたことがありませんでした。ちょっとした病気でもすぐ「死ぬ~」と言っていた人でした。手術と決まってからは、こわくて、ひどいストレスとなり、急に認知症のようになってしまいました。
病室から抜け出してうろうろしたり、体につけられたチューブを切り裂こうとしたり、身支度をして家に帰ろうとしたり、いろいろと迷惑をかけていました。
看護婦さんの方から、父が言うことを聞かず、手に負えないので、家族の方がしばらく泊まってくださいと連絡を受けました。 私たちが行ってみると、他の患者さんに迷惑をかけるので、個室に移されていました。
父は、病院にいることがわからなくなって、どこかに旅行に来ていると思ったらしく、なんでこんな安いホテルにしたのか、とか、病室の白い壁の方を見て、電車が走っているとか、おかしなことを言いだしました。 家族がそれをさとそうとすると怒り始めました。
その晩は、叔父が泊まってくれて、翌日は私が泊まることになりました。 その帰り道は、ものすごくショックで、父が病気になって手術を受けること以上に、おかしくなってしまった、父ではなくなってしまったというショックが大きくて、本当に絶望的な気持ちになってしまいました。
病室での賛美と祈り
翌朝、やすらぎの歌の歌集をもって、病院に行き、父の病室で、父が眠っている間、ずっと賛美を歌っていました。そして、神様に感謝して祈っていました。 すると、目が覚めた時、父が正気に戻っていたので、驚き、神様に感謝しました。そして、私が2泊した後、病院から精神状態ももう落ち着き、おかしな状態もなくなったので、家族の泊まり込みはもう大丈夫です、と言われたのです。 主が危機から救い出してくださいました。
その頃、父の病院通いを続けている間、私は支えを受けていました。それは、病院に行く前に、女性牧師の方が一緒に父の救いのために祈ってくださって、送り出してくれたので、本当に強められて、病院に行っていました。そして、手術の前日に、父にイエス様のことを伝えることができたんです。でも、「お母さんに言え」と、かわされてしまいました。
手術後の驚くべき展開
そして、手術が無事終わりました。父は目を覚まし、麻酔が切れても痛むこともなく、父は、「こんな手術があるのか?!」と驚いていました。
その2日くらい後に、父を見舞ったときに、「こんな痛みのない手術はあるのか、痛くないんだぞー」とまた言ったので、痛みがないように祈っていたこと、神様は生きておられ祈りに答えてくださったことを話し、「イエス様は神様だよ、信じない?」ともう一度言ってみました。すると、信じるというので、「じゃ、私のあとについて祈ってくれる」と言うと、寝ていてはバチがあたると、体を起こして、起き上がって、ベッドの脇に腰かけました。
頭をたれて、イエス様を救い主として信じる祈りを、私のあとについて祈りました。 私はもうびっくりで、こんなことが実際起こっていることが信じられないという思いでしたが、嬉しくて、「ハレルヤ!お父さん、救われました!」と声を上げました。
すると、父が「これだけでいいのか?」と言うので、私が「これだけでいい!」と言ったんです。
神のご配慮とご計画の素晴らしさ
この時、私はその半年後に結婚してアメリカに行くという導きがあるなどとは全く知らず、振り返ってみる時、あの父の胆のう摘出手術が許されたこと、父が急に認知症のようになっておかしくなってしまったこと、それゆえに、父と一対一で過ごす時間が与えられ、父に福音を伝えることができたこと、すべて神様のご計画のうちにあったんだと思わされています。
浅野 直子
