昔話・その4 続き   2013/05/21



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教会に戻れたあと、その長野の牧師さんが他のところへ転任が決まりました。牧師さんは引越しの時、段ボール箱を一つくださって、「私の背広だけど良かったら着てください」と渡してくださいました。家に帰って喜んで開けてみると、古い背広ばかりでした。当時は襟の広いのが流行っていましたが、入っていたのは襟の狭いのばかりでした。私は「これじゃチャップリンだよー!」と言って一人で笑ってしまいました。その瞬間、急にポロポロと涙がこぼれ始めたのです。笑っているのに、涙が次々に出てくるのです。どうしたのかと思ったその時、(聖霊によって)私はわかったんです。牧師と教会が私のために祈ってくれていたということを。その後、また、涙が出て止まりませんでした。私は自分のことは誰も気にかけてくれていないと思っていましたが、私が教会を離れている時も祈っていてくれた方がいたのでした。 kosuda