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神さまのことがわかってくる映画

■フェイシング・ザ・ジャイアント

元気が出る映画!

私たちは実は「恐れ」に取り囲まれています。
「失敗するかもしれない」、「うまくゆかなかったらどうしようか」、「断られたらどうしよう」、「そんなこと知らないと馬鹿にされるかもしれない」、――そうした「恐れ」でがんじがらめになって身動きが取れない・・・。

この映画の中で、主人公であるクリスチャン高校のアメフト部ヘッドコーチのグラントも、そうした重圧、恐れの中で、初めて神さまに立ち返ることになりました。

また、先輩のアメフトのコーチが試合前にグラントに「聖書の中には『恐れるな!』と、365回書かれていることを知っているか?」と聞く場面があります。

逆にいうと、365回神さまが「恐れるな!」と強調するぐらい私たちの歩みに「恐れが」あって、前に進めないことがあるということなのです。

この映画のタイトルは「(恐れさせる)巨人たちに立ち向かう」です。まだ観てない方、おススメの作品です。「恐れ」に、「不可能」に立ち向かってゆく勇気が与えられます。

2006年米国映画





■ザ・ウォーカー

デンゼル・ワシントンはなぜ西へ?世紀末アクション

世界的な核戦争後数十年、人類はごく小数になっています。その中で、主人公イーライ(デンゼル・ワシントン)は、ひたすら西に向かって旅をしています。「なぜ、イーライは、西に向かって歩き続けるのでしょうか?」。

それは、誰も知りません。それを阻む独裁者カーネギーが現れ、死闘が始まります。

黒澤明監督の名作「用心棒」を思わせる殺陣(たて)のシーンがあり、子供が観るのは注意が必要です。

聖書が神さまの言葉で、力があって生きていて・・・、「聖書」について考えるきっかけにもなります。映画の中で詩篇23篇が読まれています。原題は「ザ・ブック・オブ・イーライ(イーライの本)」、日本題「ザ・ウォーカー」とは、「旅する人」の意味です。
主演のデンゼル・ワシントンは、牧師の息子なので、こうした作品はぴったりかもしれません。

2010年米国映画





■嫌われ松子の一生

日本映画として大変珍しい作品

川尻松子(中谷美紀演じる)が主人公で、子どもの頃からシンデレラを夢見る教師でした。それが、教え子をかばって教師をクビとなり、転落が始まります。家を飛び出し、同棲相手は自殺、殺人で刑務所に、・・・最後は殺される、波乱万丈でなんとも不幸な一生。

この映画は「この松子の一生はどうだったのか?」、人間の価値はどうやって量るのか?」と問いかけています。最後に、「人間の価値は人に何かをしてもらったのではなく、人に何かをしてあげたことだよね」と、登場人物に言わせています。確かにある人は、松子は無意味な人生だった・・・と考えます。しかし別の人は、松子は愛し与える人生だった・・・。その点から見ると、素晴らしい人生だったことになります。

この映画のメッセージは聖書の中の「受けるよりも与えるほうが幸いである」(使徒行伝20章35節)を思わせます。しかも、この映画の中で、刑務所で、服役者が牧師の話を聞き、回心するシーンがあります。その場面は、神さまのご臨在を感じました。

日本の一般映画で、こんなに、ストレートに福音が入った映画は、大変珍しいです。しかし、自殺、殺人・・・などが入った強烈な映画なので、観る時に注意が必要です。

2006年日本映画





■お買い物中毒な私!

「パイレーツ」のジェリー・ブラッカイマー製作のコメディー

毎日のストレスを大好きな買い物で発散していた25歳のレベッカは、月末になると請求書の山と、カード会社からの取り立てに追われていました。一大奮起して、あこがれのファッション誌の記者にトラバーユしようとしますが・・・。実際に「お買い物中毒」の人たちがいますが、そういった内容をコメディータッチで描いています。

「お買い物中毒」からやり直す人たちのグループのリーダーが上を見て(声に出さないのですが)神さまに『サンキュウ』と言うシーンがあります。ウソはいけない、人生はやり直しがきく、レベッカのように自分の弱さを認めて明るく乗り切っていきたい!この映画は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ等、娯楽性が高く、いい作品を手がけている、ハリウッドの大物プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作です。

どうりで楽しめて、観終わった後にいいものが残ります。ムービーガイド誌の2009年一般映画部門でベスト3でした。原題は「お買い物中毒の告白」。

2009年米国映画





■インビクタス/負けざる者たち

ネルソン・マンデラの「ゆるし」と和解

クリント・イーストウッド監督の最新作で、1948年から1991年まで、アパルトヘイトと呼ばれる人種隔離政策を行っていた南アフリカが舞台で、1994年、マンデラさん(モーガン・フリーマン演じる)が黒人として初めて南アフリカ大統領に就任した所から始まります。

『彼の武器はゆるすことだ』、『マンデラさんは(マンデラさんを)27年間投獄させた人をゆるす人だ』と映画の中で、マンデラさんを紹介するとき、この「ゆるすこと」をはっきりと言っているのは良かったです。立場が逆転しても、恨みを持ったり仕返しをしたりせず、ゆるす時に確かに神様の力が解き放たれると思いました。イエス様も、十字架で『父よ、彼らをお赦しください』と祈られましたが、ゆるすことは愛することの始まりでもあると思います。

マンデラさんのもとで、1995年6月24日南アで開催されたラグビーワールドカップで、強くなかった南アチーム(キャプテン役はマット・デイモン)が優勝したのも、マンデラさんが「ゆるす」ことで、国やチームが和解し一つなっていったことが確かに大きかったと思います。骨太のドラマで、単なるスポーツものの映画を越えた感動の実話の映画化です。

2009年米国映画





■セントアンナの奇跡

「実話から生まれた奇跡」の物語

舞台は1944年イタリアのトスカーナ。当時珍しい米軍の黒人兵の戦闘部隊がドイツ兵との戦いの中で、4人だけがはぐれてしまいます。その中で、彼らはひとりの少年と出会います。4人はドイツ兵、ドイツに抵抗活動をするパルチザン、そしてファシストの中で、この出会った少年を命がけで守ろうとしますが…。この少年の運命は?

そもそもこの少年はいったい誰でしょうか?この映画は1944年8月12日、ナチスが罪のないイタリア市民560名を殺害した『セントアンナの大虐殺』がベースとなっています。「実話から生まれた奇跡」の物語。教会のシーンや祈りのシーンがあります。ただ残酷なシーンが多いです。(劇場公開の際は、R15+指定)。

2008年アメリカ・イタリア合作映画





■ザ・ゴスペル

ゴスペルの喜びと躍動感で一杯!

アメリカの教会が舞台で、創設者牧師の一人息子デイビッドは、教会を継ぐことを期待されていました。しかし、母親が亡くなった時に立ち会えなかった父に対する反発から、教会と神さまから離れてしまいます。しかし、R&B(*)の歌手となったデイビッドは、あるきっかけで教会に戻ってきます。聖書の中の放蕩息子(ルカの福音書15章11節〜32節)を思わせる展開ですが、それ以上に現代の教会が直面している問題点をシリアスに描いています。

「どんな人だって実は神さま(イエスさま)を必要としている!」という、メッセージがあります。教会でのゴスペルシーンは神さまへの感謝と、喜びと躍動感で一杯です。ゴスペルを通して、人々を教会へ、人々を神さまへと、この映画の中でも描かれています。この作品では有名なゴスペルシンガーが登場しています。また、特典映像で監督や、ゴスペルシンガーが話している内容もいいです。

2005年米国映画





■ベンジャミン・バトン 数奇な人生

見終わったあとに余韻が残る佳作

生まれたときの肉体が80歳で、それからだんだんと若返ってゆくベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)のスタートは、最悪なものでした。出産がもとで生みの母親は死に、父親は「赤ん坊」の姿を見て、こわくて赤ん坊を捨てます。それを拾ってベンジャミンと名づけて、育てた母親クイニー。ベンジャミンはだんだんと若返ってゆく中で、デイジー(ケイトブランシェット)という少女と会い、心が通うようになるが・・・。

若返りという全くありえない設定になっているにもかかわらず、この作品を見終わったあとに、ベンジャミンとデイジー、クイニー、ベンジャミンを捨てた父親、マイク船長、など登場人物のことがあたかも現実にいるかのように思わされます。

見終わったあとに、余韻が残り、その余韻に浸ることができる映画で、こういう映画は最近珍しいです。舞台は、米国南部のニューオリンズでクイニーは熱心なクリスチャンで、教会のシーン『信仰を通してのいやし』があります。また、随所にいいメッセージがあります。

2008年米国映画





■チェンジリング

アンジェリーナ・ジョリーが母の深さを熱演、実話!

1928年3月のアメリカ・ロス。小学生のひとり息子ウォルターを家に残し仕事に向かったシングルマザーのクリスティンコリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、帰ってみると、ウォルターは跡形もなく、必死に探しても行方がわかりません。

そんな中5ヵ月後、警察から電話があり、やっと息子が見つかったと歓喜。ところが、その帰ってきた息子とは別の子どもでした。クリスティンが「その子は息子ではない」と言い張ると警察から圧力がかかってきました。

これが実話だけに衝撃的です。孤独な中で息子を探すために戦い続けるクリスティンを助ける長老派の牧師とその教会が出てきます。教会での神さまへの祈りを通して不可能な扉が・・・。

悲劇の中にも希望が。ただ、残酷なシーンがあります。

2008年米国映画





■ディファイアンス 生きるための反撃

007のダニエル・グレイグが好演。感動実話。

主役のトゥヴィアを007のダニエル・グレイグが好演しています。内容は、1941年、ポーランドに住むユダヤ人に、ドイツ人の「ユダヤ人狩り」が迫りました。捕まれば、殺される中で、人間として生きるための抵抗(ディファイアンス)を行ったユダヤ人の兄弟トゥヴィア(ダニエル・グレイグ)とズシュを軸に描かれています。彼らは、両親を殺され、森に逃げます。そこで逃げてきたユダヤ人たちとつかの間の平安の時を過ごしますが、食料不足、病気、寒さが襲います。しかしそこにも追手が迫ります。ぎりぎりに追い込まれて、もうダメだと彼らが死を意識した時、でも「聖書の出エジプト記で、モーセは紅海の奇跡を行なったでは!」・・・と言う者が出て、そこで彼らは絶対不可能な状況下で信仰で踏み出します・・・。

実話に基づくだけに、とても説得力があって、感動作です!また、ユダヤ人はこうした旧約聖書の教えが深く入っているのがよくわかります。

2008年米国映画





■ラースと、その彼女

ラースとそのまわりの暖かいふれあい

内気な青年ラースは、アメリカの田舎の小さな町に住んでいます。教会に通うことと、会社に行くこと以外は、人との関わりを極端に避けています。

そんなラースが「彼女が家に来ている」と、隣に住む兄夫婦に伝えに来ます。その「彼女」とは、実は等身大の人形だったのです。しかも、ラースは本気なのです。そこから繰り広げられる騒動のなかで、教会も「彼女」をどう受け止めるかの会議となります。その席上、「問題はイエスはどうなされるかだ?」という発言が出ます。

教会も含め、ラースを取り巻く人々が暖かく描かれています。

2007年米国映画





■ノウング(Knowing)

サスペンスタッチで終末を描く

ニコラス・ケイジ演じるジョンは、MITの宇宙物理学者で、授業で「太陽と地球の微妙な関係」を学生に説明します。『地球が太陽に今よりも近づきすぎてもダメ、離れすぎてもダメ。この位置関係にないと、今の地球環境はなくて、生命も誕生しない。なぜこの位置にあるのか?その理由として、一つは、最初から起こるように定められている考え方。もう一つは、偶然。』。

そして、ジョンは『偶然』と信じていると皆に言います。しかし、実は彼は牧師の息子だった・・・。

そして、彼の家族に起きたことからやがて、偶然ではなかったことを知ってゆく・・・。

映画『サイン』で信仰を失った牧師さんが信仰を取り戻す話しと、惑星が地球に衝突する映画『ディープインパクト』を思わせる展開もあります。聖書から預言、太陽の炎熱で焼かれることなども出てきます。

また、天国が実際にあって、イエス・キリストを信じれば天国に行けることも描かれています。

2009年米国映画





■ターミネーター4

―― ハラハラドキドキするだけでなく実は聖書がベース

ご存知、シュワちゃん(シュワルツネッガー)主人公の大ヒットシリーズの第4弾。

時は西暦2018年。人工知能搭載の軍事コンピューター網「スカイネット」は、人類を滅亡させようとsます。これに対抗する人類のリーダー、ジョン・コナ(クリスチャン・ベイル)の前に、マーカス・ライトという謎の男が出てきます。そして2人はスカイネット本部に進入します。果たしてマーカスは敵なのか、味方なのか?人類の運命は?

実はこの映画、原題がTerminator Salvationとなっています。Salvationとは、誰かが誰かの身代わりになって死ぬこと(例えば、イエス・キリストが人類の身代わりとして死ぬこと)を言います。

この映画の中でも、そうした身代わりの死が出てきます。観る人が観ればイエス・キリストのことを想起することになります。

また、この映画のスタートのところで、聖書の詩篇23篇「主は私の羊飼い・・・」の何節かが出てきます。「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても・・・」これも、観る人が観ればダビデが荒野を逃げている中でも主が共にいて守ってくれたことを思い出します。

今回のターミネーターの作品は、ハラハラドキドキするだけでなく、「身代わりの死」と「主が共にいて守って下さる」ことが中心軸になっています。

2009年米国映画





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